夫婦で子どもの名づけにこだわって考えてみた

出産準備
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一生ものの子供の名前、悩みますよね

「子どもが生まれたら名前何にする?」
妊娠中、むしろ妊娠前でも夫婦の会話の中で何度か登場する話題ではないでしょうか。
なんなら女性の方は特に、まだ10代の頃から(相手もいないのに)考えたりなんてことも..これは私だけかな..。

男の子だったら3文字がいい、女の子ならひらがなもいいな..まだ見ぬ子どもの顔を想像しながら
名前を考えるのってとっても楽しいですよね。

しかし!実際臨月になり出産が近づいてくると「そろそろ本当に決めなきゃ!」と焦り始めることも..
出生届は赤ちゃんの誕生から14日以内に出さないといけないので、命がけの出産後はじめての育児に追われることを考えると
出来ればあらかじめ決めておきたいですよね。

そこで、日ごろから家族会議をすると決まればアジェンダを作りエビデンスとして議事録をgoogle driveで共有するという、
(若干気持ち悪い)IT夫婦の我が家ではどんなふうに名前を決めたのか、紹介したいと思います。

子どもの名づけは誰がする?

「名前は人生で初めての親から子供への贈り物」なんて言ったりもしますが、
そこは家庭それぞれ、名づけをする人は親に限定されるわけではないですよね。
ちなみにうちの周りでは「パパが決めた」「ママが決めた」というどちらかの親が決めてもう一方がOKを出す、というスタイルが多い気がします。

ざっくりいうと子どもの名づけをする人はこんなパターンが多いようです。

  • 両親
  • 父親
  • 母親
  • 祖父母(親せき)
  • 恩師などお世話になった人
  • 神社
  • 占い師

「占い師」、とくに現代では珍しいかもしれないです。
今から約30年前、孫たちの中で初めての女の子だった私の名前をめぐり親せき内でプチ論争が。
その時におばあちゃんが占い師に聞いてつけてもらったという「百合子」と、伯父が大好きなまんがのキャラクター「みなみ」が有力候補だったみたい。

最終的には父親が「海外でも通用する名前にする!」と断言して今の名前に落ち着きました(「なも」は本名ではないですw)。
ちなみにすごく気に入っています。当時は珍しかったのでよく名前を褒められました。
竹の子族になると言って市役所を辞め妻子をおいて上京したクレイジーな父(のちに戻ってくる)がした、人生で一番グッジョブな仕事だと思っている(笑)

我が家は両親で一緒に考えることに

名づけについて夫婦で話した結果、夫と私でこだわりたいポイントや考え方が面白いほど違うことが分かったので、
我が家ではそれぞれの観点から納得いく名前を一緒に見つけよう!ということになりました。

我が家のこだわりポイント(パパ編)

理数系で男性脳の夫は数字で表せるメリットを特に重視していました。
「将来末永く、日常で困らないように」がスローガン。

パパの性格

  • 先々を考えて行動する慎重派
  • データ重視
  • 割と細かいことにこだわる

特にこだわりたいポイント

1.字画
2.画数
3.読みやすさ

1.字画(姓名判断)

命名時点の妊娠8カ月頃、すでに息子の性別は決まっていたので
「男の子だし苗字が変わらないだろうから、今の名字との相性を大事にしたい」
というのが夫の希望でした。
しかしこの苗字が厄介で、姓名判断でなかなか吉がでない..
この名前いい!と思っても姓名判断で「凶」が出てあきらめた、という名前もいくつかありました。

POINT

正直、あまり姓名判断は気にしすぎなくてもいいのかなと思います。 もし「字画が悪かったからあきらめたけどやっぱりこの名前がよかった..」と命名後に後悔しそうなくらいなら、見なかったことにしてつけるのもいいかなと! うちは旦那の最優先事項が「画数」だったのでそこは無下にしたくなかったのと、「凶」の結果を知ってしまった後に「それでもいいや!」となれるほど私が割り切れなかったので重視してます。

2.画数

これから学校に入り、テストで何度名前を書くだろう?
社会人になっていくつの書類に記名するだろう?
そう思った時、あまりにも画数が多い感じを2つ並べる、とかはやめようねという結論に至りました。

この時は100%子どもの将来を思って決めたことでしたが、実際生まれてみて思うのは
「画数が多すぎると親も苦労するぞ!」ということ。。
保育園の持ち物、予防接種の問診、ゲシュタルト崩壊するくらいこの1年半で子供の名前書きまくったので..。

3.読みやすさ

知り合いの小学校教諭夫婦のお子さんは名前がひらがななのですが、
理由が「生徒の名前が全然一発で読めない!」という職業上の悩みからでした。
最近の子は、本当に名前が読めないことが多い!

まあ、もぐの本名は結局ものすごい読みやすい名前ではないけど、
「なんて読むのか見当もつかない(ものすごい当て字や名前としてあまり聞きなれない言葉)」
「他に読み方の候補が色々ありすぎる」
にはならないように注意したつもりです。

我が家のこだわりポイント(ママ編)

ついつい周囲のことが目に入っちゃう私は周りとの関係も考えつつ、子どもが気に入ってくれる名前がいいなーと思っていました。
「覚えやすく言いやすく、どこでも愛されるように」がスローガン。

ママの性格

  • ニュアンス、感覚重視
  • (パパより)交友関係広め
  • 妄想好き

特にこだわりたいポイント

1.周囲の人と被らないか
2.呼びやすさ・響き
3.漢字の意味

1.周囲の人と被らないか

知らずにつけたならまだしもすでに知っているのに同じ名前を付ける、ということになんとなく抵抗があったんです。
気にならない人はならないと思うので、ほんとにこれは個人的なこだわりですね。

同級生の子供の名前や、仕事上で知り合った知人たちの名前がSNS上にあふれているので結構悩ましかったです(笑)
目に入ると「あ、この名前は使えないな..」と思ってしまっていました。
そこまで遠い存在だと「絶対かぶりたくない!」とまでは思わなかったけど、できれば避けたいなというのが本音でした。
どれだけその同級生のお子さんが可愛くても、マルチに活躍している知人の方でも、イメージが固まってしまうのが嫌で..
同じ理由で特定の芸能人を思い浮かべやすい名前も無意識に避けていましたね。

2.呼びやすさ・響き

リズミカルで呼びやすい、親しみやすい名前がいいなと思っていたので音感は大事にしました。
自論なんですが、「ちゃん」「くん」を付けたほうがしっくりくる名前と、呼び捨ての方がしっくりくる名前ってあると思っていて。
気軽に呼び捨てで読んでもらえる呼びやすい名前を意識しました。

なので一時期、自宅のPCの前で
「たろう…たろう…たろう…」みたいに一人名前を連呼して音感を確かめるという
はたから見たら完全に心が壊れたストーカーのように見える状態になっていました。

あと、ニックネームはどうなるだろう?なんてのも妄想してみたり。
「いっちゃん」「あっくん」とかかわいいなー、この文字で始まるいい名前あるかな?みたいな探し方もしていましたね。

3.漢字の意味

音、ニュアンスは大事にしたいけどもせっかくつける名前だから何か特別な意味も込めたい、という想いはあったので
最終的にいくつかに候補が絞られた段階で、使用する漢字の意味や成り立ちも調べました。

将来、宿題なんかで息子から「僕の名前の由来は?」と聞かれたとき「それはね..」とドヤれるように、という妄想も込みです。

その他のポイント

その他、最終選考で絞り込みを行うときにはこんなことも念頭に置いて検討しました。

  • 人気過ぎない ⇒ クラスに同じ名前が何人もいたら困るかも
  • キラキラネームすぎず、ありきたりすぎない ⇒ 特別感はありつつ日常で困らない
  • 字面(じづら) ⇒ 文字を組み合わせたときのバランス(習字が得意な夫が実際に毛筆で書いたりしてた)
  • 他の読み方ができてしまわないか ⇒ いじられてしまいそうな変な読み方にならないか

我が家ではあまり意識していませんでしたが、他にもこんなポイントがあるなと思ったものも書いておきますね。

  • 家族の名前とのつながり ⇒ 友達夫婦はたまたま同じ字が2人ともの乃名前に入っていたので、子どもにもその漢字を使っていて素敵だった
  • 言葉のイメージ ⇒ あたたかみのある、広い海のような、というイメージ先行型
  • 苗字とのバランス ⇒ 字面、画数にも関係するけど頭でっかちになったりしすぎないように

名前が決まるまでの流れ

色々候補もあり、細かいこだわりポイントもありで、
時間をかけてじっくり決めたい派の我が家の名づけの流れを紹介します。

1.好きな名前を【音】でざっくりピックアップ

まずは漢字は考えずにつけたい名前をひらがなでピックアップしました。
最初は思いつく名前をずらずら書いていましたが限界があり、
主に2つのサイトを参考にさせていただき巻いた。

名づけPON
とにかく候補の名前が多い!連想ゲームのようにアイディアがわきやすく、
見ているだけでたのしいです。

名づけヒントボックス
「読み」「漢字」「イメージ」と、何を選考にして考えるか選択できるのでとても調べやすいです。

ざっくりピックアップしたら、そこからこだわりポイントをもとに半分くらいに絞ります。

2.漢字を当てはめる

ある程度絞り込んだ名前の【音】に使用できる漢字を一覧化します。
この時点ではまだ字面や画数などはあまり考えず、人名漢字であれば基本的に採用しています。
一つ一つ吟味していると時間がかかるので、システマチックに段階的に絞り込んでいく方法をとりました。

3.姓名判断をひたすら調べる

ネットで姓名判断できるサイトが色々あるので、そこにひたすら入力して苗字との相性を調べます。
姓名判断にはこのサイトを使用させていただきました。

いい名前ねっと

サンプル画像

4.表計算ソフトで一覧をまとめる

これまでのデータは表計算ソフトでまとめて夫婦で共有していました。
最終的に絞り込まれたいくつかの候補に対して、最後は好みや印象なども反映させつつ無事に今の息子の名前に決めることができました。

ちなみにwindowsのPCをお持ちでしたらExcelで入力できますが、
我が家では一覧を作成するときはGoogleスプレッドシートを使っています。

Googleスプレッドシート

Googleスプレッドシートのメリット

  • どのPC、スマホからでも閲覧できる(googleアカウントでログイン必要)
  • 夫婦で共有して一緒に更新できる
  • 自動保存してくれるので間違って消した!など起こりにくい
最終的に迷ったけど「あさひ」くんにはしてません。

命名から約2年、今の気持ちは?

顔もわからない妊娠中につけた名前ですが、今もぐの顔を見て「この名前以外ありえない!」と思えるほどしっくりきています。
一番うれしいのは、保育園のまだつたないおしゃべりのお友達でもすぐに覚えて呼び捨てで何度も呼んでくれるところですね。
一つ上の姪っ子も1年前初めて対面したときからすぐ名前を憶えて呼んでくれていて、
気にしていた「音感」の良さはクリアしたのかな、と思えています。

漢字を少しひねりましたが読みは昔からある誰でもわかる名前なので、シニア世代にも喜ばれます(笑)

まとめ

あくまで我が家のやり方なので、ご家族それぞれでつけかたやこだわりは様々だと思います。
命名した後で後悔しないように、納得のいく名前が見つかるといいですね。

ただ、二人目以降こんなに時間をかけて名前を決めてあげられるかは..不明!

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